「人はみな平等です」ということを、私は子供のころから教えられてきました。それを信じて生きてきました。
それが、インドでは、揺らぎつつあります。
友人の知人のインド人家族が経営する宿にお世話になったときのこと。
お手伝いの子と話をしていてもその家族はいい顔はしないし、もうすぐ結婚する娘さんは、「子供は2,3人がいい。たくさん子供を産んでその子たちを働かせる夫婦がいるけれど(貧しい人たちのことを言っているのだと思う)、そんなやり方は好きじゃないから。」と。そして、皆、「ムスリムは嫌い」とはっきり口に出して言います。
町を歩いているとたまに、スラムという程ではなくても貧しい人たちが住んでいると思われる地区に入り込むことがあります。そんなところは大体、子供がとても多く、その子たちのほとんどの手足は細く、服もぼろぼろで、中には裸足の子もいます。そして、感情むき出しで、笑うときはよく笑い、外国人に興味を示し、写真を撮って、と言います。
お金持ちだから、貧しいからどうこうということではないのですが、思ったことは、彼らは交わることがないのだろうな、ということ。カーストの違う相手とは結婚できない、という話もよく耳にするし、裕福な人は周りもそんな人たちで、その世界の中で生きていくし、貧しい人はその中で生きていく。
ヒンドゥ教とカーストは切っても切れないから、その身分社会がインドという国のもととなっている、ということは、何となく知っていました。それでも、身分の差があることを当然として、自分たちが一番正しくて、まともで、いい生活を送っていることに疑いを持たない人たちを前にすると、自分が信じてきたものが揺らいで、よく分からない気持ちになります。差別を肯定することはできないけれど、「差別はいけません」なんてことをしたり顔で言えなくなります。
人間の根底にあるものがこんなにも違う、ということに、驚く日々です。
それを受け止めるだけで精一杯です。
今日の夜行列車で、バラナシからコルカタへ向かいます。
それでは、また。
やはり人はみな平等ではないのでしょうね。
返信削除いい意味のeverybody not sameという捉え方も含めてね。
ただ、一つ平等というものがあるとすれば
精神を高みに連れて行く努力をすることができる自由
が皆に与えられているということのみかもしれませんよね。
そう考えると安易な僕は救われます(笑)。
今年も宜しくお願いします。
HALUNAちゃん、明けましておめでとうございます。2010年もどうぞよろしくお願いします。去年は偶然FacebookでHALUNAちゃんと再会出来て嬉しかったです。今後共どうぞよろしくお願いします。そして新年早々ですが、今月台湾人の彼と入籍予定です。台湾にいらっしゃることがあればご連絡ください。(→時々日本に帰っていたり、不在の時もあるかもしれませんが笑)2010年もHALUNAちゃんにとって素晴らしい年となりますように!!!引き続き安全に気をつけながら&とびっきり良い経験をたくさんして下さいね!では、又~☆☆麻里衣
返信削除barramedaさん
返信削除人はみな平等ではない、ということを受け入れて、それをもとに全てのことを考えることが、少し自由な気持ちになる気がします。
あと、おっしゃるとおり、気持ちは自由ですしね!そんなことをおっしゃっている時点で、barramedaさんはちっとも安易だとは感じません。あ、いい意味で、楽天的なのかもしれませんね。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
お会いできるときを楽しみにしています。
麻里衣ちゃん
返信削除明けましておめでとうございます。
新年早々、幸せなご連絡をどうもありがとう!ご結婚とは、おめでとうございます!!!うわぁ、いいなぁ。素敵だね、幸せだね。
うん、台湾に行くときは連絡します。
今年もどうぞよろしくね。幸せいっぱいの一年をお互い送りましょう。
ありがとう、HALUNA姫☆
返信削除はい、お互い幸せ一杯の1年にしていきましょう!!
引き続き良い旅を!&体調には気をつけてね!!
「姫」だなんて言ってくれてありがとーう。
返信削除最近誰もそんなこと言ってくれなくてさ。(最近っていうか昔からだけど)
約6年とか7年前、東京でほんの少しすれ違っただけだったのに、こうやってつながるのはすごくうれしかったです。人との出会いとかつながりってすごいね、ということをマリエちゃんからメールをもらって改めて思ったよ。どうもありがとう。