「ひとって絶対に他者とか他の生き物のスキンシップとかぬくもりが必要で、独り身の私は人間でその相手がいないから、猫を飼うことで心穏やかにいられるんだよね」というようなこと。
なんとなく分かるような気がします。今の私は2歳児の息子をぎゅーぎゅーすることが精神安定剤みたいなところはあって。
以前、私は植物を育てることが好きでした。
一人暮らしの小さなアパートでも、ベランダに溢れるほど(洗濯物を干すスペースが狭くなるほど)あれこれ植物を置いて育てていて。
独り身だったころのことです。今なら、それが上の友人にとっての「猫」のような存在だったのだな、とうっすら思います。植物であっても他の生き物のお世話をすることが自分の心の拠り所のような。
3年前、妊娠したときに、お医者さんから「土いじりは控えるように」と言われて以来、植物を身近に置いて暮らすことから遠ざかってきたけれど、ようやく、最近植物が新たに欲しいなと思うようになりました。
たとえ植物であっても生き物を育てることってエネルギーが要るし、新たにお世話がしたいと思うなんて、私に余裕が出てきたことの表れだな、と思うとなんだか感慨深いです。(と言っても毎日ばったばたなのですけれど!)
写真はアルゼンチン、ブエノスアイレスの道端で売られていたクローバー。
育てるならこんな素朴なのがいい。