2010年7月29日木曜日

旅を終わりにできない。



ここにいるのは楽しいし、勉強もすごくおもしろいし、少しずつ語学も上達してはいるけれど。
旅をしている人と話をしていると、体の奥がうずきます。



最近分かったこと。
私はまだ旅を終えられない、ということ。

去年1年旅をして、ひとまず旅は終わりで、次は勉強、と思って来ているのだけど。
旅をしていて旅行者として見えるものと、一つのところに長いこと滞在して見えてくるものは違うから、ここに来るまでは一つの街に長期滞在してゆっくり街になじんでみたいと思っていたのですが。

でも今ここに1ヶ月と少し滞在して思うことは、違う景色の中に行きたいということ。
どこかに行きたいということ。



そんなことが分かった最近。

いつになったら旅が終えられるのだろう、と思います。

2010年7月27日火曜日

夢みたいな儚さを買ってしまった日。



日曜日。
街の真ん中の公園にはしゃぼん玉があちこちふわふわ漂っていて、
誘惑に負けて私も思わずしゃぼん玉を買ってしまったのです。

しゃぼん玉ごしに見える空があまりにもきれいだったのです。

でもそれは目で見たようには写真にはうつらなくて、ほんとうに残したいものとか、ほんとうに写したいものの写真を、残したいまま写したいまま撮ることってできるのかな、といつも思ってしまいます。
それは技術でできるようになるのかもしれないし、写真を撮ることの感覚かもしれないし、もしくは気の持ちようかもしれないけれど、今の私には目で見た以上の美しさを写真に撮ることができないし、残したいと思ったものを思ったままに写真に撮ることはできません。

でもそれでもいいのかもしれません。
ファインダーを通さず、自分の目で見ることの方が大切だと思うから。

それに、撮りたいものを撮りたいように写真におさめることはできなくても、写真を撮ることは好きだから、自分が好きであればそれはそれでいいような気がするのです。

2010年7月26日月曜日

語学はたのしい。


最近、あっ!とかおぉ!とかほぅ!と思ったスペイン語を少しご紹介。

(私たちが)去ります。は、
(Nosotros) salimos.
さりもす。
そのまんま。
(彼らが)去りました。は、
Salieron.
さりえろん。
ちょっとサムライのようにかっちょよくなります。

見る、はmirar。みらーる。
私が見る、ならmiro(みろ)。
命令形の「見て見て」は、「みれみれ」。もしくは「みらみら」。

食べる、はcomer。こめーる。
(彼は)食べます。は、
(El) come.こめ。

前も書いた気がするけれど。
氷はhielo。ひえろ!と読みたいところだけれど発音はちょっと間が抜けて「いえろ」。

泥はlodo。どろは、ろど。

レタスは、れちゅーが。
(土佐弁みたい。)

メルカド(市場)でよくする会話。
おじちゃん「け ぶすか」
私「あほ」

これは、
「け、ブスか」
「アホ」
と売られたけんかを買っているわけではありません。

"Que busca?"(何探してるの?)
"Ajo"(にんにく)
というれっきとした会話なのです。
最近にんにくが品薄なようでどこに行っても見当たらず、みんな(私の周りの人々は)にんにくを探し求めているし、きっとみんな(少なくとも私は)「あほあほ」と言ってメルカドを歩いています。(ちなみに、アクセントはアにおくので、日本語の「あほ」とは発音が違うのです。)

ついでに、雌牛はvaca。(牛肉にあたる単語は別です。)
同じ宿にいる女の人が言っていたこと。「こんどアホでバカをいためよう。」
(つまりは牛肉のにんにく焼き!)

なかなか楽しいスペイン語。
道は険しいけれど楽しいです。
よかったらみなさんも。

2010年7月23日金曜日

そとはきらきら



世界はたしかにおもしろいものであふれているよね、と思う。

2010年7月20日火曜日

TIENDA EL BUEN PASTOR


アンティグアの市場より。






ある日のお昼ごはん。
スープの中にはごはんが沈んでいるのです。
見た目よりずっとおいしいです。


やっと市場での買い物に困らなくなってきました。
私の横で買い物しているグアテマラ人の会話も、簡単なものなら聞き取れるようになりました。
スペイン語、少しずつ上達中です。

2010年7月18日日曜日

Gallo!


金曜日ぐらいは。
昼間からビールを飲んでも罰は当たるまい、と思って。
一週間が終わったごほうびに、昼間のビール。

大人になってよかったと思うことの一つは、ビールが飲めるようになったこと。


2010年7月16日金曜日

野菜を買いに。


毎日自炊しているので、野菜を買いに市場によく行きます。
世界中どこでも、市場はとても楽しいのです。メルカド(市場のこと)大好きです。



トマトは常備菜です。
トマトと玉ねぎとじゃがいもは切らしません。
万能野菜です。トマトにいつもありがとうです。



先日は、米を2.3キロも買ってしまいました。
お米2キロって、かなりの量です。でも、それでも300円弱。
こちらで売られているお米は、細長いお米で日本のものとは違うけれど。
ということで、これからしばらくはお米の日々です。

鍋でお米を炊くのですが、その成功率がまだ5割ぐらいなのでなんとかもうちょっと上げないと!
(それでもここに来た当初は米の成功率が3割ぐらいだったので少しずつ上達しているのですよ!)

2010年7月13日火曜日

「賭ける」



「賭ける」という言葉は背筋がぴんとなります。

例えば「無駄遣い」にしても「貢ぐ」にしても、きっとそれぞれが将来の自分に賭けて勝負してるんだと思っています。

今の私もそうで、今やっていることがどんな結果に結びつくのかは全く想像がつかないけれど、でも私は今自分の将来に賭けているように思います。結果として分かることは勝ち負けでは決して見えてこないことなんだろうけど。

そんなことを考えながらお料理してました。

2010年7月12日月曜日

苦戦中。

苦戦中です。
何に苦戦中かというと、勉強です。

動詞の活用に苦しんでいます。
だって動詞活用しすぎ!とにかくとにかくとにかく、現在も、過去も(しかも2種類も)、未来も、完了も、主語によって動詞が変わるのです。(でもそんな言語って、世界中にたくさん存在するのだろうなぁ。)
これをいつになったら使えるようになるのだろう、と、全く山の頂上が見えない、いつ到着するのかもわからない山登りをしているような気持ちです。

そりゃあ、英語の習得にかけてきた10年という年月を考えると(今の状態を「習得」と言っていいのかどうかはひとまず置いておいて)、2週間と少しで使えるようになるわけは全くないこと、わかってはいるのですが。
こんな短期間で使えるようになるわけがないのですが。
焦ってもどうしようもないこと、わかってはいるのですが。

それでも、1つ1つ覚えて練習するしかないですものね。
終わりは見えなくても、ここに来て勉強するって決めたのは自分だから、やるしかないのです。とりあえずやってみるしかないのです。

白い紙に何度も何度も単語を書いて、1人でテストして、間違えたら「追試」。
うわぁ、3つも間違えた、追試だ、と中学生の気持ちがもう一度分かった27歳です。
(社会人のときは、中学生に「はいテスト!」「追試!!」と言う立場だったのですが、ここにきて立場逆戻り。そういうこともある。)



最近こんなものを作りました。


かぎを首からかけておく紐を編んでみたのです。
こちらの物売りの女の子に、「かわいいね」って言われました。

2010年7月10日土曜日

パパイヤの木曜

木曜の昼下がり。


パパイヤを、こうやって食べるという贅沢(?)をしてみたかったのです。
右手をパーに広げたときの、親指から小指までの長さの比較的小さなパパイヤ、1つ8ケツアレス(約90円)。


普段体を壊さないので、体調不良のときの対処法が自分でわかりません。自分の体なのにどうしていいのか分からないのです。一体どうしたらよくなるのでしょう。1週間も、体調不良が続いています。(こんなこと滅多にないのに!)でもとりあえずは生きてます。


英語は、大切なことを文の中で前に前に置く言語だ(文の中で重要なのは主語と動詞で、だから文頭に置く)と思っていたのですが、そのルールでいくと、形容詞は名詞のあとに置かれてもいいはずなのに、どうして前に置かれちゃうのだろう、というのが本日のささやかな疑問。スペイン語の形容詞は名詞の後です。答えをご存知の方、教えていただけるとうれしいです。

それでは。
Feliz fin de semana!(よい週末を!)

2010年7月9日金曜日

miss


英語のmissという動詞は大まかには、「逃す」「仕損なう」のような意味と、「〜がいなくてさみしく思う」の意味があるということを知っていました。

どうして違う意味を持たせてしまうのだろう、と当初私は疑問に思いつつも、でもきっとそういうものなのだろう(そんな単語は山ほどあるし)と思っていたのですが、ここにきてやっと、自分なりに謎が解けたような気がします。

「~が欠けている、ない、足りない」という意味を持つ(英語ではto missや、to be missingの意味になるらしい)、スペイン語のfaltarという動詞の勉強をしていたときのこと。
この単語の名詞はfalta(不足、欠乏、誤り)で、この単語には英語のmissの意味もあるということを教えてもらいました。

あぁ、そうか、とはっとわかりました。

何かが足りないこと何かが欠けていることがmissなのだな、と。
I miss youというのは、単純に、「あなたが足りない」ということなのだな、と。
私の中で、あなたの存在が足りないなんて、なんて分かりやすいことだったのだろう、と。

missという単語は、きっと基本的には「欠ける」みたいな意味で、例えばそこからMissing!も、I miss the class.も、I miss you.も生まれたのだな、と1人なんだか分かった気になったのでした。

そんな小さな発見があった七夕の一日でした。

(そんなこと今更気付いたの?と言われる周知の事実なのかもしれないのですが、私にとっては発見だったのです!)

2010年7月6日火曜日

アンティグアという街


私が今滞在しているアンティグアという街はこんなところです。


建物の色合いが、なんだかとても気持ちのいいところなのです。



こちらに来て10日ほどで、気疲れや気温の変化の大きさからか、体調を崩して3日ほど寝込んでいました。

昨日の午後、8度3分の熱があったので薬を飲んで寝たら、夜には6度2分まで下がり、さらに今日の朝には5度ちょうどまで下がりました。

解熱剤、効きすぎです。日本の薬局どこにでも売ってる市販薬なのに!
それにしても5度ちょうどって!(あまりの驚きに2回計ってしまいました。)
あと1分でも下がれば34度台だなんて!普段私はあまり薬を取らないようにしているので、市販薬でも子どもの分量で十分効果はあるのですが、昨日はどうしても熱を下げたかったので大人の分量の薬を飲んでしまったら。子どもの分量でちょうどいいことが分かった今回の体調不良でした。
我ながら効率のいい体です。

本日昼には35度6分と、人並みの体温に戻りました。一安心です。


季節の変わり目は体調を崩しやすいので、これを読んでくださっている方々も、お体にはどうぞお気をつけください。

2010年7月4日日曜日

もう1人のはるなさん

今日はグアテマラの話ではないのですが。

先日、日本に帰っていたときに、不思議な出会いがありました。

彼女と私はお互い「はるなちゃん」と呼び合います。(だってそれが名前だから)
生年月日が同じで、名前の漢字も同じなのです。中学校の同級生の、お兄さんのお嫁さんがその彼女なのです。生年月日が同じで、しかも名前まで(漢字まで)同じなんて!と思い、会ってみたくて仕方なかったのです。

(実は私が中学校のとき好きだった男の子とその友人の姓がたまたま同じで、その友人の兄嫁ということはその姓を持っていて、つまりは若かりし頃この人と結婚したらこの名前になる•••と想像した名前の人が実在して目の前にいたのです!中学生の女の子って、好きな人と結婚したらこの名字になるのか、って誰しも想像するものですよね!?)

彼女は今は育児真っ最中で、生後7ヶ月の子を育てながらもその傍らバトミントンに行ったり英語を習いに行ったりとパワフルに子育てをしているようです。

彼女とは全く外見も違うし性格も違うのですが、「性質」みたいなものは同じような気がして、何か一つのきっかけがあれば私は彼女のように生きていたかもしれないし、反対に何かのカギがあれば彼女は私のように生きていたのかもしれません。

そんなことを言い出せばきりがないのですが、結局それぞれの選択をして今の生き方をお互いがしていて、でもお互い相手の持つ生き方をしていた可能性もある、ということが私にとって不思議で仕方ないのです。

何だか他人とは思えなくて(私が勝手に思っているだけですが)、生まれてすぐ離ればなれになった双子のお姉さんに会ったような気分です。

そんな不思議な出会いがあった6月でした。

2010年7月3日土曜日

現在のことが言えるようになって。


学校で勉強を初めて1週間と少し、やっと動詞の現在形の活用が終わり、現在のことが言えるようになりました。

でも、会話というのは基本的には現在形のみでは成り立ちません。
過去も未来も、どうしても会話の中に自然に入ってくるのです。

そんなことを話しているときに言われたこと。
「今のことさえ伝えられたら生きていけるから!」
「〜したいとか、〜ほしいとかが言えればとりあえず旅はできるから、大丈夫。過去とか未来よりも、まず現在が大事だから、」と。

過去も未来も大切だけど、でもそれよりも大切なのは今だから、と。


「学生のときもっと勉強しておけば•••」とか、「大人になってもう一回きちんと勉強したいと思うんだよね」とかって、きっと誰もが思うことです。私もそう思っていました。

今再び学生に戻って、宿題はあるし動詞の活用は覚えられないし、とは思うのですが、でもなんだかとても幸せなのです。ノートと辞書を持って学校に行って、知らないことを習って少しずつ知っていることが増えるって、なんだかとても幸せなのです。


今週末は現在形の復習と、来週から始まる過去形の予習です。
来週末には私、過去のことが言えるようになるのです!楽しみです!!


2010年7月2日金曜日

セニョリータ!

こちらに着いて1週間が経ちました。

やっと暮らしのリズムができてきて、スーパーでも買いたいものの場所にまっすぐたどり着けるようになって、市場で買い物しても数字を聞き取れるようになって。1週間ってそんなことができるようになる期間です。とりあえず私は元気でやってます。


ここでたまに、セニョリータ、って呼ばれます。
セニョリータ、って映画だけの言葉かと思ってたら、ほんとに、セニョリータ。
オラ(やぁ)セニョリータ、って。
なんだか言われるたびどきどきしてしまいます。ただの呼びかけの言葉なのですが。

音の響きが好きで始めたスペイン語ですが、授業では先生の言うことを必死で聞き取っているので、音を楽しむ余裕はまだありません。

でも、何を言っているのか聞き取ろうとせず、意味がわからなくてもぼーっと道行く人々の会話の音をきいているのはなかなか楽しいのです。

言葉自体が明るくて、そこが好きです。
何と言えばいいのだろう、音が明るくてからっとしていて、じめじめしている部分を含んでいないような。くるくる踊っているような。そんな印象。


もう7月ということは、今年も半分が終わったのですね。
2011年まであと半年なのですね。子どもの頃は、2010年ぐらいになったら宇宙人と貿易してるかも、という気がしていて、27ぐらいには結婚してるかも、と思っていたのですが、あまり子どもの頃と環境は変わらず私も変わらず、2010年も半ば。


それではまた。
アディオース!
(アディオス、と言うたびに私はちょっとうれしくなってしまうのです)