今日は、最近出会った人の話。
ネパールで出会ったルーマニア人の女の子が、まっすぐ前を向いて、はっきりと、言っていたこと。"Every happening has meaning."起こることは全て、意味のあることだから、と。
その人の強さは、顔に出る、ということを教えてくれたのは、中国の成都で出会った女性。彼女は、チベットの聖山カイラスへ行くのに、自分で旅行会社とやり取りし、ツアーメイトを募集し、興味を持った人が来ればそのツアーを説明し。気持ちの強さは、ことばにしなくても、人に伝わる。
backpackerという名前のギターを持った、男の子。彼はゴザや尺八や木刀や、その他いろいろなものをたくさんたくさん持っていて、荷物は約30キロ(!!!)。でも、自分で音楽を奏でることができる、って少しうらやましいです。荷物は少ない方が、旅は身軽にできるけれど、生活を楽しくするものをたくさん持っているのも、いいなぁ、って。
その彼に影響を受け、楽器を持って旅がしたい、とハーモニカを買った男の子。そのハーモニカの名前は、"Hero"。「スナフキンになろうと思って」と。
「もう男なんていらない」と言いながらも、ジュース屋さんのインド人の男の子を「かわいい」と、毎日会いに行く女のひと。人を好きになる気持ちはいつだってすてきです。恋せよ乙女命短し。
群馬で6年働いていた、ネパール人のおじさん。「日本、ほんっとにいいところですね。大好きです。」と。日本で働く外国人労働者の待遇は、あまりいいものでなかっただろう、ということを想像するのですが、それでも、心の底からそんなことを言ってくれました。
しつこいしつこいインドのお土産やさんの男の子。私が、「じゃあねー」と言うと、彼は、「いつ来るの?After dinner? Tomorrow? Next week? Next month? Next life?」って。
世界の広さを思うのは、文化や風習や人々や、そういったものからも思うのですが、でもそれ以上に、出会う人によって、世界は広い、と感じているような気がします。
私は体は丈夫で、普段はちょっとやそっとでは体調を崩さないのですが、ここ2日ほど、体調を崩して寝込んでいました。疲れなのか、風邪なのか、原因はよくわからないけれど。今は、熱は下がり、まだ声は出ないけれど、とりあえず復活しています。
その中で気づいたこと、二つ。ほんとうにしんどいときには、本を読むとか文字を読むこともできなくて、ただ、横になることしかできない、ということと、「喋る」ということは、とても、エネルギーとか、パワーがいる、ということ。
こちらで知り合った人たちに、薬をもらい、のど飴をもらい、フルーツをもらい。周りの人に助けられています。
読んで下さっている方々、日本も、寒そうですが、風邪の季節ですが、お体にお気をつけくださいね。