2012年11月16日金曜日

バスと、電車と地下鉄と。


バスや電車に乗るのが好きです。周りの風景を見られる乗り物が好きです。
だから地下鉄は苦手です。暗いし、何も見えないし、息が詰まる感じがするし。
地底に降りて行く感じも、今地震が起こったら・・・と思わず考えてしまうところも。

それでも、ウズベキスタンの首都タシケントの地下鉄は別です。
社会主義の時代にソ連によって作られた地下鉄、駅によってそれぞれ雰囲気が違って、
豪華な照明があったり、絵があったり、彫刻があったりタイル細工があったり。
その時代の建築家と芸術家が関わって地下鉄を作ったそうです。
とにかく凄いのです。日本の無機質な地下鉄に慣れていたから余計に。

私の友人の中には、タシケントの地下鉄があまりに素晴らしいので、全ての駅で降りて
観察した、という子がいますが、そんな気持ちも分かるほどの地下鉄でした。
(彼女はよっぽど暇を持て余していたのかもしれないのですけれど)
写真が一切禁止なので全く撮れなかったのですけれど。
だからこそ、これを覚えておこう、とじーっと真剣に見てきました。

ウズベキスタンで見るものは?と聞かれたら、私は迷わずにサマルカンドのモスクと
タシケントの地下鉄を挙げます。

2012年11月13日火曜日

4月のある晴れた朝に

今日は完全なるひとりごと。


好きな本はたくさんあって、好きな作家もたくさんいます。
出会ってしまった!という衝撃だった本もあれば、しみじみ好きな本もあります。
自分の本棚の中の本は手放したくない本ばかりです。
同じ本の趣味を持つ人を私は無条件に信頼してしまいます。
(そんなんで人を信じたらあかんで、と信頼している人に言われたけれど。)
どんな本を読むかでその人がなんとなく分かる気がするし、だからこそ
本棚を見せるなんて自分の内面を出しているようで恥ずかしい気も少しします。

それでも、本の話をすることが好きです。
よく、村上春樹の本では何が好きか、という話になりますが、
(よくこの話になります、よね?私は今までに何度かこの話題になったことがあります。)
今日は誰に質問された訳でもないけれど勝手に言うことにします。

私は、「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子と出会うことについて」という短編が好きです。
長いタイトルでしょう。でも短いお話です。
ただ、4月のある晴れた朝に、100パーセントの女の子とすれちがう、というそれだけの、それにまつわる静かな短篇。
不思議にとても好きなのです。理由は説明できないけれど。
これは凄いのを読んでしまった、と思った小説も他にあるけれど。

ちなみに、『カンガルー日和』という短編集の中に入っています。
(『象の消滅』という選集にも入っていた気がします。この本も好きでした。
私がインドを旅していたとき、偶然この本の単行本を持っていた旅行者に2人会いました。
その2人とも短期旅行者でしたが、それにしてもバックパックに単行本!)


本はいいなぁ、と思います。
物語があることが。


2012年11月7日水曜日

on the road, Uzbekistan


今日は、ウズベキスタンの道端で見つけたものを並べてみることとします。


中東でもよく見かけたこのゲーム、ウズベキスタンでもあちこちで見かけました。
バックギャモンというこのゲームはルールも単純でおもしろくて、私も以前教えてもらって何度かやったけれど、ちっとも強くならず。
このゲームのボードを買ってこようかと本気で本気で思ったけれど、果たして誰が日本で私と対戦してくれるのだろう?と思って。日本に住む友人たちはみんな忙しそうで。


暑かった、暑かった、死にそうに暑かったところです。
日本もとてつもなく暑かったから、湿気も少ないだろうしまぁ大丈夫だろう、と思っていたら予想以上に暑くて。くらくらする暑さでした。40度を超えた日々。
ここで久々に風邪を引きました。ドミトリーで寝た夜、エアコンが付けっぱなし(!)で。


ふらふらくらくらしながらも、歩き回るのが楽しかったウズベキスタンです。