ラベル グアテマラ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル グアテマラ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年7月12日火曜日

GUATEMALA


今日は、グアテマラの風景をほんの少し。





日本にいると、地球のほぼ裏側にあの国があったこと自分がいたことがうそみたいに思えるけれど。
写真を見ると、あれはほんとうだったんだなぁ、と思います。

2011年5月16日月曜日

おじさんを探して。


アンティグア滞在の最後の1ヶ月、私は土曜日の度にこのおじさんの姿を探していました。
このおじさんは土曜日のみ、市場のすみでpensamientoと呼ばれるスミレを売っていました。
運がよければ座っているし、運が悪ければドラクエみたいな市場の中を売り歩いている、
(さらに運がよければその売り歩くおじさんにばったり会うこともできる)、
スミレ売りのおじさんでした。


あまりにかわいらしくて、水切りをしても割とすぐしなしなとなってしまうのもおかまいなし、
毎週のように買っていたpensamiento、1把、10円ほど。

これを買ったあと、いつものように野菜を買いにいくと、顔見知りの野菜売りのおばちゃんたちもみんな「かわいいねー」と口々に言うので、「でしょでしょ」と言いながら思わずみんなに少しずつ分けていたら自分の分がなくなって。で、またおじさん探し。


帰ってきても、あのおじさん元気かなぁ、と思うのです。
トマト売りの女の子とか、キャベツをいつも買ってたおばさんとか、玉ねぎ売りのおばあちゃんとか。
それぞれの土地を思い出すときに、一緒に浮かぶ人の顔があるっていうのは幸せです。




2011年2月27日日曜日

水曜、午前10時すぎ、商店の前にて


水曜日の午前中。
通っているスペイン語学校から20mほどの距離のところに公園があって、
休み時間はそこでよくぼーっと過ごすので、その日もそこに行こうと歩いていたとき。

人通りもあって、車も通って、いいお天気で。
片手にかばん、片手にノートとペンを持って歩いていたら、人とのすれ違いざま、
急にかばんを引っぱられました。
一瞬何が起こったかわからなくて、でもかばんから手を離さず、とにかく
何を言っているのか分からなくとも大声で叫んでいました。
あーーー がーーーーー わーーーーーー!!!!!!!!と。

そしたらその人は何も盗らず私から静かに離れていきました。
周りのが来てくれて、「なんか盗られたの?」とか「大丈夫?」なんて声をかけてくれて、
学校の2つ隣の裁判所にはよく警察がいるので、そのとき警察がいるかどうか聞きに行ってくれて。
学校の先生もその裁判所のガードマンにあったことを話してくれて、警備を厳しくするよう言ってくれて。


確かに私は気を抜いていました。
アンティグアは「神様の手の中のように安全」だと思っていたし、この街で危ない目には遭わなかったし。
何も被害がなかったことは幸運なのかもしれません。
でもそれ以来、人とすれ違うだけでなんだかびくっとしてしまいます。

中米の治安の悪さはよくわかっていて、例え地元の人でも首都のグアテマラシティに行くときは腕時計を外しアクセサリーをつけず、お金を分散させて大金は靴の中に、と言います。
もちろん全ての場所が危ないわけではないし、時間帯にもよるけれど、
グアテマラ人でさえ「バスに乗るのは怖い」「ピアスは絶対に外して行く」などと言うのです。
そういうこと、わかったはずだったのですけれど。
ここにいるってことは危険な目に遭うリスクと隣り合わせにいるってこと、わかっていたはずなのですけれど。


「仕事がなくて、あったとしても家族を十分養うだけは食べて行けなくて、
だったら例え密入国という危険を冒してもアメリカに行くことが成功したら
お金を稼げて家族に送金できるよね。だからアメリカに行きたい人は多いし、
でも密入国のときうまくいかないと麻薬売人のグループにつかまって働かされるんだ、
グアテマラシティのバスの中でスリの仕事に就かされる人もいる、
でもそれが悪いって誰が言えるんだろう?他にどういう道があるんだろう?」
最近、話題に上ったときに先生が言ったことです。

強盗は悪い、引ったくりは悪い、お金を得るために他人を殴ったり傷つけたりするのは悪い。
確かに、確実に、間違いなく「悪い」のですが、「そういうことをする人は悪い人で、
やめさせないといけない」と簡単に言いきれることでもないように思うのです。
確かに悪いんだけど、でも、と思うのです。
貧困が生む悪循環のやりきれなさを思います。

ほんの数週間滞在しただけでは見えなかっただろうこと、旅の途中で立ち寄っただけでは
わからなかっただろうこと、そういうことが少しずつ見えてくる「半年」という滞在期間です。



2011年1月27日木曜日

お祭りを見に行った土曜日


先週末見たお祭りは、こんなお祭りでした。


ミニーちゃんと、このうさぎ(名前忘れた)と、ヨッシーが一緒に踊るお祭りでした。
ヨッシーって、確か、マリオとルイージの友達でしたよね?????
いつの間にミッキーたちと友達に•••。



やる気のない(?)ミニーちゃん。
うしろのおじさんと同じポーズ。コーラのボトルを持ちながら。
この毒々しい靴も気になります。


よくわからないけど、いばってる感じのキャラクター。

しかもこのお祭りは、神がどうとかこうとかの、宗教の絡んでいるお祭りなのです。
でも、こんな人形たちがリズムに乗って踊るお祭りでした。

なんでもありなグアテマラ。
なかなかすてきなところだと、思いませんか?(思わない?)

2011年1月18日火曜日

本日の市場より


ここアンティグアの日々は、「旅」というより「生活」です。
市場に野菜を買いにいくのも、日常のこと。
今日は市場で見つけたものを。


おじさんいかすなー、って眺めてしまったおめんたち。
横の象もなかなかコワくてかわいい。今、なぜか、このおめん流行中。
市場を歩いているとたまに、こんなおめんをつけた子どもとすれ違います。

その上にある色とりどりのものは、紙の切れ端のようなもので、
パンチで穴をあけたその丸のようなもので、「これ、何?」って店番の子どもにきいたら、
「ピカピカ」って。「え?ピカピカっていうの?何のため?」ってきいたら、
そんなの決まってるじゃない、くだんない質問ね、って顔して、「遊ぶため」って。

えーっと。
ピカピカって名前もなんだか私の頭を混乱させ、用途もよくわからなかった、
「ピカピカ」とおめんたち。
もう少し、ピカピカについての調査をしてみたいと思っています。



はではでな冷蔵庫だなぁ、と思って。
脈絡なく、後先何も考えずにやっただろう冷蔵庫を見ながら、グアテマラっぽい、と
1人思っていました。



洗剤の広告。
ここの「理想のお母さん」ってこういう人なんだろうな、って思ったので。
この、ぷっくり体系。肝っ玉かあちゃん。


「ここの市場ってドラクエみたいだよね」と言う人がいました。
別の人は、「いやぁ、この市場って迷宮だ」って。
私もはじめの1ヶ月は、週に数回通っていても迷ったこの市場。
今でさえ、新たな道には新たな発見が必ずあるこの市場。
顔見知りのおばちゃんたちと世間話ができるこの場所が、
私はアンティグアで一番好きな場所だという気がしています。

2010年12月24日金曜日

クリスマス!


年末っぽく全くないのですが、クリスマスっぽい気分になるため?特別感を出すため?に
ガーベラを買って机の上に置いています。


そうそう、グアテマラに戻ってきました。
ここ最近キューバのことばかり書いていて、「今現在」のことを書いていなかったのですが、
グアテマラに戻ってきました。

1週間と少し前、メキシコのサンクリストバルを出て国境に向かったのですが、
なぜか、「国境閉鎖」。
デモだとか、ストライキだとか、道が封鎖されているから、とか周りの人に言われつつ、
えぇ?????なんでなんでなんで????なんで陸路国境がいきなり閉まるの???
と思いながら、国に入れない難民のようにイミグレーション前で4時間ほど待っていたら
なんとか国境があいて、グアテマラに戻ってこれました。

それから、途中の街で1泊して、バスを乗り継いで、アンティグアに戻ってきました。
学校にも再び行って勉強しているし、自炊生活もしているし、以前ここにいたときのような
落ち着いた生活をしています。

とりあえずクリスマスと年末年始はここで過ごします。
年末年始はお酒を飲みながら過ごそうと思っています。
お酒を飲みながら日々を送れるなんて大人ってすばらしい。

こころあたたかで明るく楽しいクリスマスをお過ごしください。

2010年11月3日水曜日

モモステナンゴという村にて。


ガイコツ祭りの話は少し置いておいて。



グアテマラの、モモステナンゴという村に行ったときのこと。
女の子たちと知り合いになりました。

「スペイン語話す?」少しだけね。
「どこから来たの?」日本。あなたたちは?
「ここに住んでるの。ねぇ、名前は?」ハルナ。
「何してるの?」うーんとね。旅行中なの。
「ねぇ、写真撮って」いいよ。
「できたら、送ってほしい」うん、いいよ。
「ほんとう?」うん、ほんとう。送るよ。住所は?
「えーっとね。(住所を書く。)いつごろ?」たぶん11月ぐらいかな。
「待ってるからね」うん。送る。
「ありがとう、またね」こちらこそどうもありがとう。

ことばがわかるって、こういうことなんだ、と思ったのです。
ほんの少しの、何でもない会話がきちんとできるということ。
私のスペイン語はまだまだなのですが、それでも相手の言っていることが大体わかって、自分の言いたいことも多少は言えるようになりました。
ふつうの、日常の、会話の中に少しでも加われることがうれしかったのです。
理解しがたい文法がわかるとか、新聞が読めるようになるとかよりも、こんな会話ができたことが、なんだかとてもうれしかったのです。



人の顔つきがおだやかであたたかくて、人が人の表情をしている、ような、村でした。
すてきな笑顔をたくさん見せてもらった、すてきなすてきな、ところでした。

グアテマラの郵便事情はとても悪いのですが、彼女たちに写真がうまく届きますように。


2010年10月19日火曜日

洗濯物が乾くまで



洗濯物が乾かなかったので、思わず滞在を延ばしてしまいましたが、
明日はいよいよメキシコです。

それにしても、「洗濯物が乾かないから」と移動を延ばす旅行者に、何その理由、
と思っていたのですが、気付けば自分がそんな理由により滞在を延ばしています。

予定は未定。いたいところにいたいだけ。
洗濯物が乾かなければ乾くまで待つ。

久々の陸路国境越えです。
久々の長時間バス移動です。
どきどきします。
それではおやすみなさい。


2010年10月17日日曜日

Spices for life



ビールとコーヒーのある生活が好きです。
ビールは毎日は飲まないけれど、たまに。一緒に飲む人がいれば。
おもてが明るい時間帯のビールが特に好き。
たまに飲む特別な感じも好きだし、ビールを飲んでいるときのまわりの空気も好き。
コーヒーは、毎日。生活になくてはならないものと、なりつつあります。
昔はビールもコーヒーも好きではなかったのに。
この2つが飲めるようになって、私の世界が変わったような気さえ、します。





何かが終わるころ、「あぁすればよかった」と思わなくていいよう、そのときそのとき真剣に、と思ってやってきましたが、なかなかそうもいかないようです。

でも、本当にそれができたら、例えばいつ世界が終わっても思い残すことがない状態でいられたら、世界はもっと美しく見えるような気がするのです。なんとなくそう思うのです。

私は、世界が今滅びてしまったらとても困ります。まだまだです。


きんもくせいの匂いが恋しい10月半ば。
あと少しでMexico!

2010年10月5日火曜日

市場のあるところに住みたい


どこの国でも私はほんとうにほんとうに市場がたまらなく好きで、
用事もなくてもあっちこっちとうろうろしているだけで、
あっという間に時間が経ってしまいます。


ここの市場は月•木•土です。
週3日通いつめているわけではないのですが、「明日はメルカド」と思うと
わくわくしながら前日は眠るのです。



アンティグアの市場は入り組んでいるので、方向感覚をつかむまでに1ヶ月かかりました。
今はどこに何があるか、トマトを買うならどこで、あのおばちゃんのところには何があって、
野菜売場にたどり着くための近道はどこで、そんなことがすっかり分かります。


人の内面って顔に出るんだな、ってことをここで改めて思います。
メルカドは大きくて、例えば玉ねぎを買おうとしても、玉ねぎが置いてあるお店は
100以上あると思うのですが、何か感じがわるいひとも確実にいるのです。
そしていい人も確実にいるのです。だから、買うのはもちろん感じのいいひとのお店です。
人柄って顔に出るんだなってしみじみ思います。



住むなら市場のある街に住みたい、と思います。


2010年10月3日日曜日

トゥクトゥクが走る


初めてグアテマラに着いたときにまず思ったことは、アジアみたいだということ。


空港の出口を一歩出た途端、

「タクシー?タクシー?」

「どこ行く?どこ行くんだ?」

それはまるでベトナムでバスを降りた途端のような、インドの鉄道駅を一歩出た途端のような

様子だったのです。


人の足となるバスは、それはそれは派手派手な装飾が施されているし、

バスに乗っていても、お菓子やら鉛筆やら何かの道具やらの売り子が乗り込んでくるし、

明らかに2人掛けの椅子には3人、3人掛けの椅子には4人座るようなシステムになっています。

料金徴収のおじさん(たまに少年も働いている)はほとんど常に行き先を叫んでいるし、

満員バスでは出入り口に片足だけで立っている人もいるし、それはもう、ネパールやら

インドやらと全く同じ様子なのです。


そしてここではトゥクトゥクも走っているのです!

まさかトゥクトゥクという名前をここで聞くとは予想もしていなくて、驚いてしまいました。

地域によってトゥクトゥクと呼ばれたりリキシャと呼ばれたり、バイクを改造して人が乗れるように

した、東南アジアからインド、パキスタンまでよく目にした乗り物がここでもよく使われています。


ここのトゥクトゥクの形はインドとかパキスタンを走っているのとほぼ同じ形でした。

でも私が好きなのは(見ていてデザインが好きなのは)タイのトゥクトゥクと、

インドのサイクルリキシャ(バイクではなく自転車の後ろに人が座れるようになっている)です。


私がアジアよりもここを先に知っていたら、アジアに行ったときに「中米みたいだ」と

反対のことを思うのかもしれないのですが。

それでも、そんな光景が目の前にあることがなんだかとても不思議だし、

大陸が違っても地球はつながっているんだ、ということをしみじみと思います。


2010年10月2日土曜日

夢の世界の入り口のような。



私の方がきっともっと上手にかわいいのを作れると思うのだけれども。

グアテマラのあちこちでこれが売られていて、たまにミッキーみたいなのとか
プーさんみたいなものもいるのですが、それはどうしてもニセモノで、でも、
グアテマラ人はにこにこしてうれしそうに幸せそうにこれを買って行くのです。

そういうのって平和です。
そんな平和な幸せってちょっといいなと思いながら。



覚えても覚えても。
知らない単語が次から次へと出て来るのです。
当然なのですが、辞書の中は知らない単語だらけなのです。

気がつけば10月。光陰矢の如し。
日本は季節が移り変わっているはずなのに、
ここは季節の移り変わりがあまりないまま10月です。
「ちょっと肌寒くなってきたから長袖をそろそろ着よう」
という感覚が、少しだけ、恋しいです。

雨が続いた今週。
明日は晴れますように。
¡Ojalá que haya sol mañana!

2010年9月27日月曜日

3ヶ月経ったから。








毎日ちょこっとずつ勉強していると、
「あっ!こういうことだったのか!」と急に腑に落ちるというか、
納得するときが毎日ちゃんとあるのです。
市場でのお買い物でも周りの人の会話もわかるようになってきたり、
目に入ってくる文字が意味のある言葉となってきたり。

それはまるで神様からのごほうびのように。
新鮮な驚きが毎日少しずつあるのです。


ここの生活も3ヶ月が経ちました。
そろそろ次のことに動き出そうと思います。

2010年9月24日金曜日

洪水より織物


先日、バスで3時間ほどの村に、市を見に行ったときのお買い物。


ちょっとの雨で土砂崩れがすぐ起きてしまうこの国で、
(しかも崩れたものをまた積むからまたすぐ崩れ、根本的に解決されていないし私にはその努力が見られない)
先月は断水が週1回あったこの国で、(水不足ではなく水道管のトラブルで)
首都の一番大きな道路でさえすぐに冠水してしまうのに、
ここの織物と刺繍にかける情熱はものすごいと思うのです。
それはそれは手の込んだ織物や刺繍の入った服を着ている人が多いのです。
居住環境を良くする情熱より、布にかける情熱の方がはるかに高いって
なんだかそれはすごいと思うのです。


数ヶ月ずっと同じ場所にいて勉強していて、「旅」をしていなかったから、
旅の生活に少し戻りたくて近くの村に行ってきました。

今までずっと安宿を泊まり歩いていても、ベッドバグ(ダニとか南京虫とか、とにかくベッドにいる虫)にやられたことは一度しかなかったのに(あれはインドのジャイプール!)、どちらかというと虫に強い体質だと思っていたのに、今回やられてしまいました。

そうか、旅ってこういうものだったな、虫に気をつけなくちゃいけなかったんだ、とそんなことを思いつつの帰り道。

2010年9月20日月曜日

quince de Septiembre



9月の15日はここの独立記念日でした。
街の中心はすごい人で、学芸会みたいな音楽隊が次から次に行進し、
それをみんなじーっと見ている1日なのでした。

9月15日、スペイン語で言うとquince de septiembreなのですが、
septiembreなんていう基本単語がうまく発音できなくて、言うたびに先生に直されています。
(何で?って思われるかもしれないのですが、pの音が難しいのです。)

rが2つの巻き舌もできなくて、がんばってはいるのですが、依然として苦手なままです。
ルルルルルルなんて口の中でどうしたら言えるようになるのだろう、と思いつつ。

2010年9月15日水曜日

そしてあなたのパイナップルも。



先日の、おじさんのパンケーキの本屋に併設されているカフェをちょっこり覗いたら。

そのカフェの名前は、"cafe no se"
"cafe I don't know"という名前の、カフェ。

おじさん曰く。「もう一つ同じオーナーがやってるレストランがあるんだよ。
それはね、"Y tu piña tambien"って言うんだ。」

...Y tu piña tambien,
And your pineapple too
そしてあなたのパイナップルも。

そのネーミングの素敵さに思わずため息なのでした。

2010年9月13日月曜日

空を飛べって?



私どう見たって旅行者なのに、
どう見たってこんなほうきなんて必要としていないのに、
このほうきを私に強く売りつけようとした、メルカドのほうき売りのおじちゃん。



2010年9月1日水曜日

本とコーヒーとパンケーキ



散歩の途中、ふと入った本屋さんのおじさんの朝ご飯。
お皿とカップを置いて、何かを取りに店の奥に入ったときに、
今だ!と思って写真を撮ってしまいました。
パンケーキがあまりにもおいしそうで。

本に囲まれて、こんなパンケーキを朝食で食べる生活ってすてきだ、と思うのです。
そんなことをしているおじさんが正直とてもうらやましいのです。


2010年8月31日火曜日

メルカドの片隅より



目があったらうれしそうに手を振ってくれたのに、
近づいて話しかけても恥ずかしがって話してくれなかった女の子。





フィルムカメラとたくさんのフィルムを持ってきてはいたのですが、
なかなか使っておらず、2ヶ月経ったころにようやく1本のフィルムが終わりました。


デジカメは、何でもはっきりとうつしてくれるように思います。
「見てください、僕の技を!!僕は性能のいいカメラなんです!」って
言っているみたいに、はっきりと、がんばって。

私の撮るフィルムの写真はもう少しぼやんとしていて、それはなんだか気持ちみたいです。
あいまいなものはあいまいでいいのに、デジカメは張り切って何でもうつしてくれるから、
フィルムカメラの方が何となく気持ちが通じている気になります。

フィルムで写真を撮ること、楽しいです。
これからしばらくフィルムで写真を撮ろうと思います。


2010年8月28日土曜日

salsa salsa salsa

最近、サルサを習い始めました。

サルサを始めたのは、人が踊っているのを見て、何だかいいなと思って、踊ってみたいな、って思ったから。踊るっていいな、って素直に思ったから、始めてみました。

私の運動神経の悪さとバランス感覚のなさは、私を知っている人ならきっと誰でもご存知でしょうが(「運動、苦手だよね?」とできないことを前提として会話を始められたことがこれまでに3回あるのです。肯定から質問ではなく否定から質問です。初めてそう言われたときは少し衝撃でしたが事実です)、それでも男性が手を引いてくれるので女性は案外簡単にくるりと回れてしまうのです。

なかなか思うようには踊れないのですが、でも踊ることってただ単純に楽しいです。
体中で、筋肉一つ一つで踊っている人たちを見ると、踊りとか音楽は、人間がそれを必要としたから生まれたのだろうな、というか、人間の体の底からそれらが生まれたのだろうな、ということを思います。うまく言葉にならないのですが。踊ることは、人間の根本の愉しさとか快楽とか喜びみたいなもののように感じるのです。

踊ることは楽しいのですが、でもなかなか私はバランスが取れなくて、先生に「きみの課題はバランスを取ることだ」と言われます。くるくる回って、ふらふらしてしまって、重心を保つことバランスを取ることが私はとても苦手です。

バランス感覚ってどうすれば養えるのだろう、と思いながら、毎日片足で立ってみたり、回る練習をしてみたり。


何事においてもバランスのとれた人でありたいと思います。
でも私はあっちに傾き、こっちに傾き、いつもふらふらしています。
くるりとまわったら同じ場所に戻ってこれなくて。

バランスがとれた人でいられるように、くるりと回ってもまっすぐ視線を保てるように。
踊りにおいてバランスが取れるようになったら、なんだかそれは私の一つの基盤になるような気がするのです。
ほんとうのところはわからないけれど。