キューバのごはんはおいしくないと聞いていました。
「破滅的にまずい」だの、「社会主義的においしくない」だの、「おなかを壊す」だの、
「とにかく食に期待するな」と。(社会主義的な味ってどんなのだろう•••と思うのですが。)
でも、おいしい食事もちゃんとあって、観光客よりも地元の人が行く食堂にも、
おいしいものがちゃんとありました。(外れがなかったとは決して言いません。)
でもそれよりも。おいしかったのはアイスクリーム。
(アイスはごはんではないという意見はとりあえず耳に入れません)
ここはとても人気のアイスクリーム屋さんで、いつも人が並んでいます。
テーブルは4人掛けで、私は1人で行ったのでいつも相席で、同じテーブルを囲んだ人に
毎回同じことを聞かれました。(3回行った、3回とも。)
「アイスクリームはおまえの国にもあるのか。」 ある。
「味はどうなんだ。これと同じか。違うのか。」 ちょっと違うけど、でも私はこれが好き。
そう言うと、そうかそうか、と満足げにうなずきます。
このアイスクリームはキューバの誇りなのだ、とでも言うように。
アイスクリーム、一皿、5CUP(約20円)。
私が食べるのは1皿のみなのですが、ご覧の通りキューバの人はとにかくたくさん頼みます。
後ろのテーブルの、アイスのお皿の山!テーブルいっぱいのアイスのお皿!!
あまりにたくさんのアイスが来るので驚いていたら、同席のおじちゃんは、
「子どもが3人いて、18歳と14歳と10歳で、こんなアイス、家に帰ればみんなで食べて
すぐなくなっちゃうんだ」と言いながら持参の入れ物に入れていました。
老若男女、みんなでアイスを食べて、みんな入れ物に入れてお持ち帰りして。
なんだか、なんだか、キューバっていいな、と素直に思いました。
アイスをみんなが好きっていうその健全さみたいなもの。
こんなにおいしいものがある、っていうそれだけのことの喜び、というか。
それでは、また。
こころあたたかな年末をお過ごしください。
「アイスクリーム、ユースクリーム」って
返信削除harunaさんの世代だと知らないだろうなぁ。
榊原郁恵ちゃんの歌です。
Naozoさん
返信削除実は世代じゃないけれど知ってますよー。
アイスってやっぱり幸せだと思います。
私がアイスを好きだからかな?
でも、甘いものってなんだか絶対的な幸せな気がするのです。
コーヒーとビールも好きだけど、甘いものを好きなのです。