2010年11月3日水曜日

モモステナンゴという村にて。


ガイコツ祭りの話は少し置いておいて。



グアテマラの、モモステナンゴという村に行ったときのこと。
女の子たちと知り合いになりました。

「スペイン語話す?」少しだけね。
「どこから来たの?」日本。あなたたちは?
「ここに住んでるの。ねぇ、名前は?」ハルナ。
「何してるの?」うーんとね。旅行中なの。
「ねぇ、写真撮って」いいよ。
「できたら、送ってほしい」うん、いいよ。
「ほんとう?」うん、ほんとう。送るよ。住所は?
「えーっとね。(住所を書く。)いつごろ?」たぶん11月ぐらいかな。
「待ってるからね」うん。送る。
「ありがとう、またね」こちらこそどうもありがとう。

ことばがわかるって、こういうことなんだ、と思ったのです。
ほんの少しの、何でもない会話がきちんとできるということ。
私のスペイン語はまだまだなのですが、それでも相手の言っていることが大体わかって、自分の言いたいことも多少は言えるようになりました。
ふつうの、日常の、会話の中に少しでも加われることがうれしかったのです。
理解しがたい文法がわかるとか、新聞が読めるようになるとかよりも、こんな会話ができたことが、なんだかとてもうれしかったのです。



人の顔つきがおだやかであたたかくて、人が人の表情をしている、ような、村でした。
すてきな笑顔をたくさん見せてもらった、すてきなすてきな、ところでした。

グアテマラの郵便事情はとても悪いのですが、彼女たちに写真がうまく届きますように。


2 件のコメント:

  1. 意思疎通ができるっていうのは、幸せですよねー。わかります!
    私もうれしかったなぁ、初めて自分でご飯が買えたとき。
    halunaさんとっても楽しそう!
    写真届くと良いなぁー。

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  2. emiさん、こんにちは。

    そうなのです。ほんのちょっとした、彼らにとってはふつうのこと、
    そのふつうに仲間入りできることがすごくうれしかったのです。
    なんだか、小さな子どもに戻った気持ちです。日本だったら、こういった
    大抵のことは問題なくできるのに、ここではまだ「できるようになる」
    楽しみがこれからもたくさんあるのだなぁ、と思ったのです。

    ほんとに!彼女たち待ってるので写真届いてもらわないと困るのです。
    郵便屋さんにお願いです。

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