ガイコツ祭りの話は少し置いておいて。
グアテマラの、モモステナンゴという村に行ったときのこと。
女の子たちと知り合いになりました。
「スペイン語話す?」少しだけね。
「どこから来たの?」日本。あなたたちは?
「ここに住んでるの。ねぇ、名前は?」ハルナ。
「何してるの?」うーんとね。旅行中なの。
「ねぇ、写真撮って」いいよ。
「できたら、送ってほしい」うん、いいよ。
「ほんとう?」うん、ほんとう。送るよ。住所は?
「えーっとね。(住所を書く。)いつごろ?」たぶん11月ぐらいかな。
「待ってるからね」うん。送る。
「ありがとう、またね」こちらこそどうもありがとう。
ことばがわかるって、こういうことなんだ、と思ったのです。
ほんの少しの、何でもない会話がきちんとできるということ。
私のスペイン語はまだまだなのですが、それでも相手の言っていることが大体わかって、自分の言いたいことも多少は言えるようになりました。
ふつうの、日常の、会話の中に少しでも加われることがうれしかったのです。
理解しがたい文法がわかるとか、新聞が読めるようになるとかよりも、こんな会話ができたことが、なんだかとてもうれしかったのです。
人の顔つきがおだやかであたたかくて、人が人の表情をしている、ような、村でした。
すてきな笑顔をたくさん見せてもらった、すてきなすてきな、ところでした。
グアテマラの郵便事情はとても悪いのですが、彼女たちに写真がうまく届きますように。
意思疎通ができるっていうのは、幸せですよねー。わかります!
返信削除私もうれしかったなぁ、初めて自分でご飯が買えたとき。
halunaさんとっても楽しそう!
写真届くと良いなぁー。
emiさん、こんにちは。
返信削除そうなのです。ほんのちょっとした、彼らにとってはふつうのこと、
そのふつうに仲間入りできることがすごくうれしかったのです。
なんだか、小さな子どもに戻った気持ちです。日本だったら、こういった
大抵のことは問題なくできるのに、ここではまだ「できるようになる」
楽しみがこれからもたくさんあるのだなぁ、と思ったのです。
ほんとに!彼女たち待ってるので写真届いてもらわないと困るのです。
郵便屋さんにお願いです。