2010年10月1日金曜日

書くことを真剣にしようと思う。


自分が苦手なことは、それが得意な人にまかせておけばいいし、それぞれできることは違うんだからできること得意なことをすればいい。自分がなかなかできないことを他人がやってるからってため息ついて見てなくていいと思う。」

踊るときの、体の動きのなめらかさや色気のようなものが、どうしたって欧米人にはかなわない•••と思いながら人が踊るところを見ていたら横にいた人に言われたこと。

本来、社会はそうやってまわっているはずで、それぞれが自分に合うことやできることをするための場所に落ち着いているはずだろう、と思います。得意なこと、できること、好きなことをするというのは当然のことで、当たり前のことで、でもなんだかそんな当然のことを忘れていたことにはっとしたのです。

苦手なことでも人に負けるもんかとがんばろうとして、でもなかなかうまくできなくて、少し落ち込んで。忍耐とか辛抱強くやってみることとか、大切だと分かっています。辛抱強くやればできるようになることもたくさんあることも、分かっています。でも、自分ができることをすればいいのだ、と改めて思ったのです。


私にとってのそれは何だろう、と考えたときに浮かんだのは「書くこと」です。

日本に一時帰国していたとき、高校のときの小さな同窓会があり、そこで久々に会った担任の先生に言われました。
「あなたは、文章を書くとか、そんなやり方で生きていけたらいいね」

もちろんそんなことが口で言う程簡単ではないことは重々承知です。それでも、高校生のとき「文章を書く仕事に就きたい」と思っていたこと、それを覚えてもらっていたこと、10年経った今改めてそれを言ってもらったことに、なんだかはっとしたのです。その先生は多分このブログを読んでくれていないし、私がこうやって細々と言葉を綴っていることを知らないとは思うのですが、それでもそう言ってもらったときに、気持ちがしゃんとしたのです。

文章を書くこととか、何かを表現することに対してもっと真剣に向き合おう、と思ったのです。
だから、今週は自主的「ブログ更新がんばる週間」なのです。


生活のためにはそうも言っていられないこと、職業を選択する自由のない人も世界にはたくさんいることもわかっています。組織の中では苦手なこともたくさんあることも、分かっています。

それでも、できるだけたくさんの人が、それぞれの好きなこと得意なこと楽しいと感じることをしながら生きていける社会でありますように、と思うのです。そういう人が増えますように、と思うのです。
そしてそのために私も好きなことをやっていなくちゃ、と思うのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿