2010年3月8日月曜日

さよならシリア

Welcome to Syria,

この言葉をここで何度言ってもらったのだろう、と思います。道行く人に、お店のおじちゃんに、バスの運転手に。そして、どれだけの人に助けてもらったのだろう、と思います。

昨日は、ダマスカスからアレッポ(石鹸の街!)に着いたらタクシーのおじちゃんが街までの行き先を教えてくれた上アラビア語でメモを書いてくれ(タクシーに乗らないのに)、市バスを降りたら横に座っていた人が「ついて来い」と宿まで連れて行ってくれて、立ち止まってきょろきょろしていると「道に迷ったのか?」と声をかけられ、道を歩いているとWelcome、と果物屋さんがバナナをくれて。


これは昨日のことですが、ヨルダンでもレバノンでもイスラエルでもシリアでも、アラブの人々にたくさんたくさん助けてもらいました。一体どうして、こんな見ず知らずの私に親切にしてくれるのだろう、と思うことがよくあります。Thank you とかシュクラン(アラビア語のありがとう)で気持ちを伝えられないほど、親切にしてもらっています。こちらが泣きそうになってしまったことも1度や2度ではありません。親切の裏には下心があるのではないか?と思ってしまうのも否めない自分が悲しくなってしまうほど。もちろん全ての人ではないけれど、本当にどうして、こんなに他人に対してあたたかくいられる人がたくさんいるのだろう、と思ってしまいます。


遠慮せずに人を助ける、人を助けることに遠慮をしない、ということをここで教えてもらったような気がします。


明日、やっとシリアを出ます。

この周辺国は短時間の移動で街が変わり、国が変わり、と移動がとても快適な上楽だったのですが、明日は久々の長距離移動です。約20時間・・・それ以上!

でも、移動はけっこう好きです。前に進んでいるっていう感覚が。

(パキスタンの30時間バスとインドの夜行バスはつらかったけど。あれはひどかった・・・。)


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