2009年12月26日土曜日

年末に思うこと

ナマステ。こんにちは。

ただいま私はタージマハルのある町にいます。3ヶ月前もここにいたのですが、タージマハルのそばでの、クリスマスでした。

1年ぐらいの予定で旅に出てきたので、年末年始もどこか外国で迎えることになるだろう、と思ってはいたけれど、本当にそうなるだろうことに自分でも少し驚いています。インドまでたどり着いていることに、7ヶ月半も旅の中にいることに、少し、驚きです。

出発前、今回の旅について決めたことは、東南アジアを通ってチベット、ネパール、インドに行く、ということ。そしてもう1つ、1年という時期が経ったときか、お金がなくなったとき、もしくは新しいものを見ても感激がなくなって新鮮な気持ちで旅ができなくなったとき、旅を終えて帰ろう、ということ。

インドにたどり着いたとき、うひゃあインドっておもしろい、と思った反面、予想していたほどのカルチャーショックはなく、そのことに自分で驚きました。もし日本からひょっこり来たら、もっと驚くことたくさんあったのだろうけれど、ほぼ陸路で周ってきて、国が変わって文化も少しずつ変わってきているけれど、様々なことに自分が慣れすぎているような、感覚が麻痺しているような気がしました。例えば物乞いの多さにも、インド人の強引さや時に過度なフレンドリーさにも、予想していた以上の貧富の差にも、どうしようもない階級社会にも。
あれ、何かがおかしい・・・と。帰るときかもしれないな、と、ほんの少し考えていました。

それが、変わったのはパキスタンに入ってから。
イスラム圏を旅することは今までとは全く違い、スカーフで頭を隠さなければならなかったり女性1人では行動しにくかったりと、やりにくいことはいくつかあっても、私にとって新しいことの連続でした。そして、ヨーロッパから自転車で来たり、中央アジアに行く人だったりイランに行く人だったり、出会う人も自由に旅していて、あ、なんだ、私もっと自由に旅していいんだ、ということを感じ、帰るにはまだ早い、と思いました。


とりあえずインドまで行く、という私のちっちゃな目標が達成され、今は、もっと自由に旅していいかな、ということを思っています。目標があるということは、どこか縛られてしまうことなのかもしれません。1つ目標が達成されると、ほんの少し、自由になります。

来年は、行きたいところに行って、自由に自由に旅しようと思っています。
いつでも世界をまっすぐ見ていたいと思っています。

そして日本に帰ろうと思っています。
日本に帰るのは、とてもとても楽しみです。
帰って、会いたい人たちがたくさんいる、ということの幸せを思います。

年末でお忙しいときでしょうが、読んでくださっていて、ありがとうございます。
読んでくれる人がいるということが、いつもうれしいです。

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