アンティグア滞在の最後の1ヶ月、私は土曜日の度にこのおじさんの姿を探していました。
このおじさんは土曜日のみ、市場のすみでpensamientoと呼ばれるスミレを売っていました。
運がよければ座っているし、運が悪ければドラクエみたいな市場の中を売り歩いている、
(さらに運がよければその売り歩くおじさんにばったり会うこともできる)、
スミレ売りのおじさんでした。
あまりにかわいらしくて、水切りをしても割とすぐしなしなとなってしまうのもおかまいなし、
毎週のように買っていたpensamiento、1把、10円ほど。
これを買ったあと、いつものように野菜を買いにいくと、顔見知りの野菜売りのおばちゃんたちもみんな「かわいいねー」と口々に言うので、「でしょでしょ」と言いながら思わずみんなに少しずつ分けていたら自分の分がなくなって。で、またおじさん探し。
帰ってきても、あのおじさん元気かなぁ、と思うのです。
トマト売りの女の子とか、キャベツをいつも買ってたおばさんとか、玉ねぎ売りのおばあちゃんとか。
それぞれの土地を思い出すときに、一緒に浮かぶ人の顔があるっていうのは幸せです。
おじさんも、halunaさんも、スミレもみんなかわいい!
返信削除市場の雰囲気も、すぐ枯れちゃうあたりも、すべてがいいなぁ。
とってもうらやましい経験です :-)
emiさん
返信削除すぐ枯れちゃうっていうのもいいですかー?
買った本人とすればお花は長持ちしてもらいたいものだったのですが。
でも、スミレってなんだかすごくかわいかったのです。
今まで目も向けなかったけれど。