2012年3月14日水曜日

1年経って



1年前の数日前に大きな地震が起きて、その翌日、私は日本に帰って来ました。

今まであまり帰国の理由を書いてこなかったけれど、帰国のきっかけは、昨年2月に祖母が他界したことでした。

そのまま南米に下るか、中米でスペイン語をするか、決めかねていたとき。
帰りたいのか、帰りたくないのか、実は何がしたいのか、自分でもよくわからなかったとき。
家族から、祖母が他界したというメールが届きました。
そのときに、帰ることをはっきりと決めて、帰って来ました。
 
そのとき思ったのは、私は大切な人をなくす覚悟が全くできていない、ということ。
あのときああしておけば、と思うことだらけで、急に人をなくしてしまったら、ものすごく困ってしまったから。

そんな覚悟を持ち続けていることも難しいだろうけれど、でも、もっと、
ひとに気持ちを伝えておかなければ、と思ったのです。
会えてうれしい、とか、すき、とか、周りの大切なひとにきちんと愛情を。
少しでも、そんな後悔をしなくてもいいように。

そうは思って帰国したけれど、結局は同じことを反省することの多い1年でした。
まだまだ未熟者だし子どもだし、何も変わっていない自分に反省点は多々あるのですが。


去年地震が起こったのは東北だったけれど、それは東京だったかもしれないし、家族や古くからの友人が住んでいるところだったかもしれないし、グアテマラだったかもしれません。
どこでもその可能性はあって、急に誰かを失う可能性はいつだってあるということを忘れずにいなければいけないな、と思います。



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