2011年3月5日土曜日

マリーとコリン


マリーとコリンがアンティグアにやってきました。

マリーとコリンというのは、1年半前に中国で出会って、それからあちこちで会って、
日本に来たときには何も見るところのない岐阜に立ち寄ってくれた、世界をぐるりと
旅しているフランス人とアイルランド人のカップルの2人です。
ここで会って、私は彼らとあちこち5カ国で会っているのです。

私は彼らのことがすごくすごく好きで、恋でもないし理由もわからないけれど
この2人がとても好きで、一緒にいるだけでうれしくてほわんと幸せになるのです。

彼らは、「日本人は繊細だし、他人に対してすごく気を遣って尊敬の気持ちを持ってる」と
言うけれど、私からすると彼らは日本人以上に(と言ってもいろいろな日本人がいるの
ですが)繊細で、周りに気を配って、でもそれを周りに伝えないようにしています。

欧米の人たちと対等に英語で話せない、言いたいことを言いたいときにぴったりした表現で
言えない私が、チベットからネパールまで2、3週間ほど欧米人11人アジア人1人で過ごしていた
とき、居づらくならないようそっと見ていてくれて、あたたかくまっすぐ迎えてくれたのは
彼らでした。
その後も、どこでいつ会ったとしても、あたたかくて強くて、たくましく旅を
楽しんでいます。いつだって私をまっすぐきちんと迎えてくれます。

こんなこと読んでも、ふぅんと思われるかもしれないけれど。


私はほんとうに、周りの人にたくさん愛をもらっているから、
だから愛を周りに返さなくちゃいけない、と思うのです。
何をどうしていいのかわからないのだけれど。

人に愛をもらったことは忘れません。
愛って一体何なのかもよくわからないけれど、大切にしてもらったこととか、
あたたかくしてもらったこととか、私はこれからも忘れません。
スペイン語の単語を忘れていったとしても、あたたかい気持ちは残ります。
だからこそ。自分が受けたうれしかったことを周りにも、と思うのです。


好きな人はたくさんいて、会いたいと思う人はみんな好きな人なのですが、
そんな人が周りにいることを心から幸せに思います。


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