グアダラハラから飛行機に乗って2時間半、ユカタン半島の先っぽ、カンクンに着きました。
メキシコは物価の割にバスの値段が高いので、数十時間かけてバスを乗り継いでここまで来るよりは格安エアで飛んでしまえ、と一気に来てしまいました。びゅーんと。
大西洋です。カリブ海です。大リゾート地です。青い海です。
着いたときの空はこんな色をしていました。

空気に潮の匂いが混じっていて、湿り気があって、最近乾いたところにいたから
湿度が恋しかった私はその空気になんだかとてもうれしくなりました。
降りたとたん、「そこは危ないから写真をとるならあっちで」と英語で話しかけられました。
地元の人に英語で話しかけられたのなんてどのくらいぶりだろう、と思いながら。
別のおじさんにも「バス探してるのかい?ADO(バス会社)かい?」と。
あーでーおー(スペイン語読み)ではなくて、エーディーオーって。
「カンクンは英語が通じる」という噂は本当だったようです。
夕方雨がざあっと降って、シャワーのお湯は限りなく水に近くても気持ちがいいくらいで、
(お湯が出ない•••でもまぁいいや、と思いながら浴びていたら後にお湯になった)
なんだかそんな小さなことに新鮮な気持ちで驚いています。
宿に着いて、とりあえず近くのスーパーに買い物に行き、ぼーっと商品棚を見ていたら
急に名前を呼ばれました。「はるなさん!」って、日本語で。
振り返って見ると、アンティグアで会った人たちが、3人、いました。
アンティグアでは1日か2日、ほんの少ししか時間を一緒に過ごしていなかったのに、
名前を覚えていてもらったこと、こんなところでひょこっと会えてしまうことが
なんだかとてもうれしかった1日でした。
非常にメキシコっぽくないところ、カンクンでほんの数日だけのんびりします。