2010年9月9日木曜日

トマトの皮から思うこと



最近私が幸せだと感じること。

勉強にしても、人と話すことにしても、料理も踊りも、
一つ一つのことに真剣に向き合えるようになったこと。
するべきことが多すぎない分、それぞれにきちんと真剣でいられること。


最近、トマトを料理に使うとき、皮の湯むきをきちんとするようになりました。
恥ずかしながら日本にいたときはトマトの湯むきなんて一度もしたことがなかったのに。
ここで会った料理人の男の子に、「トマトの湯むきは絶対した方がいいですよ」って
言われたからやってみたら、確かにその方が断然よくって、習慣になりました。

そのとき改めて思ったことが、ほんの少し丁寧にするだけでも結果はでる、ということ。
分かってはいたことなのですが、改めて。

それはたかが「トマトの湯むき」ではないような気がするのです。なんとなく。
決して、たかがではないのです。


日本にいたときは、するべきこと、会いに行くべき人、伝えるべきことが多すぎて、
いろいろなことが多すぎたな、と思うのです。
多すぎたから、それぞれにどこか手を抜くところがあったように思うのです。
そんな生活が当たり前で、忙しいこと、するべきことがたくさんあることが
日常だと思っていたけれど。そこから学ぶこともたくさんあったし、
その生活を否定するつもりもないのだけれど。

それでも、今、昔以上にきちんと一つ一つができることがなんだかとても幸せです。
トマトの湯むきをする生活があることがなんだかとてもうれしいのです。

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