今まで、いくつかの国でたくさんの人に会って、たくさんの笑顔を見せてもらったけれど。
キューバ人の笑顔はなんだか他のどの国の人々の笑顔とも違っていたような気がします。
太陽の光をさんさんと浴びたような、屈託がない、不安さや裏のない、笑顔だったような気がします。
余計なものがそぎ落とされた人、迷いがない、道がきまった人は格好いいといつも思います。
キューバでは、そんな格好いい人によく会いました。
それは、彼らは選択肢がないことからの格好よさなのかもしれません。道が決まっていることの格好よさ。
私たちは選択肢が多すぎるのかもしれない、と思います。だからいつまでたっても迷っている。
何になってどう生きるかも、お金の稼ぎ方にしても遣い方にしても、ものも情報も、選択肢がたくさんあります。
いいこととか悪いこととかではなくて、ただ、世界が違うのだな、と思います。
キューバの人はものも選択肢もなくて、限られた環境の中で笑顔で生きていて、
それは限られた環境だからこそ、幸せに暮らすことに貪欲なのかもしれない、と思います。
限られた環境だからこそ、ものを大切に使うし、今それぞれがいる世界での幸せを見つけ出そうとしている、というか。