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2011年9月1日木曜日

イランの思い出と、9月



こちらはイランのバンダルアッバーズという港町。
ものすごく暑くて、午後2時ぐらいにはあまりの暑さにお店も一旦閉まる程で、
でも長袖長ズボンの上スカーフまで頭に被らなくてはいけなくて(イスラムだから)。
このとき一緒にいた人とはけんかをするし、暑いのに涼むところもなく、
いろいろなことがうまく行っていなかったところ、バンダルアッバーズ。
それはまるでこの黄色の壁に描かれた顔のような気持ちでした。

でもでも。
イランの公園の花はものすごくかわいいのです。
この色合いが。多少のうまくいかないことなんてどうでもよくなる程かわいかったのです。
みんな公園でピクニックしていて(イラン人は世界一ピクニックの好きな国民だと思う)、
なんだかそれは幸福のかたまりのような風景で、小さな気持ちのささくれが吹き飛ぶような
ところだったのです。


あっという間に8月が終わって、もう9月。
ここ最近ずーっとばたばたしていました。

9月のささやかな目標は、小さなことも面倒に思わず細かいこともきちんとすること。
秋を楽しむこと。季節を感じること。



きのう、棟方志功展に行ってきました。ものすごくよかったです。
エネルギーのつまった、見る方もエネルギーの要る展覧会でした。
印刷されたものもいいのだけれど、原画を見ることってやっぱり違っていて、
原画を見ることの大きさみたいなものを感じた1日でした。

いつもながらのとりとめのない内容ですが、それでは、また。
すてきな秋をお迎えください。

2010年4月23日金曜日

テヘランの地下鉄にて

テヘランの空港に向かう地下鉄の中、1人の女の子に会いました。

イランは観光客が少なく、外国人はどこに行っても目立ちます。その女の子も東洋の顔立ちをしていて、中国人か台湾人かな、と当初私は思っていました。

乗客が少なくなり車内ががらんとした頃、彼女は私に何か話しかけてきました。彼女の言葉はわからなくても出身を尋ねられているのだろうと思い、「ジャポン」と言うと、彼女は泣きながら私の手をとり、何かを必死で伝えます。

わかったことは、「マザー、ジャパニ」ということ。「お父さんは?」ときいてもよくわからず、周りのイラン人が訳してくれたところによると、「お父さんはアフガニスタン人でお母さんが日本人」ということと、「彼女はあなたにNice to meet youと言っているよ」ということ。

私は、こんな、Nice to meet youを初めて言われました。
彼女に何があって、どんな思いで、この言葉になったのかは分かりません。それに、私がたまたま日本人だったから言われただけです。それでも、彼女の言葉は単なるあいさつではなく、もっと何というか、人として魂のこもったものだったように思うのです。

アフガニスタンという国を訪れる機会があるかどうかわからないけれど(きっと9割ないでしょうが)、それでも、これからこの地名から真っ先に私の頭に思い浮かぶのは、きっと彼女のことだと思うのです。

約1年のあいだ旅をしてわかったことは、どの土地にもそれぞれ血の通った人間が住んでいるということです。パキスタンにいるのはタリバンと自爆テロを起こす人間だけではないし、タイにいるのも赤い服でデモに参加する人々だけではありません。

それぞれの土地で、お茶を飲んで、笑ったり怒ったり人々は仲良くなったりけんかしたりしながら暮らしています。それを感覚としてわかると、あの国にミサイルをぶち込め、とか占領しちまえ、なんてことを簡単に言えない、と思います。

世界がもっと平和になるには、どこでも人々が暮らしているということを知ることが大切なように思います。そんな当然のこと、頭の中で理屈ではわかっていたことを、旅に出て、やっと体でわかったような気がします。

2010年4月12日月曜日

観光地について思うこと

お城があればお城に行くし、お寺に宮殿に、遺跡に博物館に美術館。
私も観光客の一人なので、あちこちに行って、観光地に足を運んできました。
今日は、その観光地の入場料についての記録です。

ヴァンゴッホ美術館(オランダ)15ユーロ(約2000円 物価を考えると、こんなものでしょうか)
アンコールワット(カンボジア)1日券 20ドル
ポタラ宮殿(中国)     100元(約1500円 中国は移動費と観光費が高いのです)
タージマハル(インド)    750ルピー(約1500円 インド人はとてつもなく安い)
ピラミッド(エジプト)    学割で30ポンド(約550円 学割なしの場合は倍でした。学生証チェックが非常にゆるい、エジプト)
ぺトラ遺跡(ヨルダン)   33ディナール(約4000円!ディズニーランドみたいな値段!)
クラック・ド・シュパリエ(シリア)150ポンド(約300円 学割が効くとたしか10ポンドぐらい。でも学生証チェックがシリアは厳しいのです)
ペルセポリス(イラン)    5000リエル(約50円)

イランの大体の観光地の入場料は、5000リエルです。50円ほどです。この国のソフトクリームと同じ値段。国立博物館も、モスクも、遺跡も。どこでも大体5000リエル。もしくは無料。たまに15000リエルのところもあったりするけれど、それでも私が今回訪れた国の中で、一番観光費の安いところです。物価が特別安いわけではありません。安宿は大体5ドルから10ドルぐらいだし、食費もそんなに安いわけではないし。(もちろん日本と比較したら安いけれど)

博物館や遺跡が気軽に入れる値段というのは、いいな、と思います。ふとしたときに、じゃあ行こうか、と気負わず入れる値段設定というのは、なんだかうらやましいです。先人の作った知恵のかたまりや、美しいものを、ソフトクリームを食べる気楽さで見られること、そうしたものにすぐ触れられることが、やっぱりいいなと思うし、この国を作っているように思います。


こちらがそのペルセポリスです。


おまけに。 イランビザ代 70アメリカドル
しかもイランビザを取るのにみんなけっこう苦労をしているのです。私は大丈夫だったけれど女性1人では断られることもあるし、日本では個人旅行者はイランビザを取れないし、2週間かけて取っても15日ビザしかもらえなかったり。5ヶ国のイラン大使館でビザを断られ続けた友人もいます。そんなイランビザです。

2010年4月11日日曜日

チャイハネより






イスラムの教えに厳しいイランでは、女性がもっと内にこもっているのかと思っていたけれど、意外にも外国人に対して積極的に話しかける人が多いし、外に出てみんな歩いているし、チャイハネ(チャイ屋)で水タバコもすっておしゃべりしているのです。
女性が元気で外に出る文化ってやっぱりいいと思います。

2010年4月10日土曜日

イランのモスク

イランのモスクの美しさは、なんだかもう、とてつもないのです。
ここ数ヶ月イスラムの国をあちこちとしていたのですが、私は今までの中で、イランのモスクが一番美しいと思います。








こんな世界があったなんて!ということを思います。まるで夢の中みたい。まるでおとぎの国みたい。
写真ではこのよさがうまくお伝えできないのを悔しく思います。モスクを見るためにイランにもう一度来たいとも思います。なんだかものすごい国です、イラン。こんなものが街角のあちこちにあるなんて、ものすごいと思いませんか。

2010年4月1日木曜日

27

こんにちは。
私は無事イランに入国し、ただいまテヘランです。
ブログができないかと思っていたのですがここはなんとかできるので、少しずつ更新します。

つい先日、27歳になりました。
メールやコメントを下さった方々、ありがとうございました。27歳です。
17のころは27になるなんて想像もしなかったけれど、ともかく1年ごとに1つ歳を重ねて、今27歳です。お誕生日はいい1日でした。天気もよくて、テヘランを歩いて、いつも通り洗濯したり日記を書いたりおしゃべりしたりお茶を飲んだり。普通のことをあたりまえにして1日が終わるって穏やかでなんだかとても幸せです。

27歳になったからといって、いきなり何かが変わるわけではないけれど、なんだかしゃきっと新鮮な気分です。毎日たくさん笑って過ごせたら、と思っています。明るく元気にたくましく!小学校のスローガンみたいですが、そんな気持ちです。

ここで、シリアで会った人と、イスタンブールで会った人に再会しました。みんなにケーキをいただいて、お祝いしてもらいました。お誕生日って楽しいです。人のお誕生日も大好きだけど、自分のお誕生日もうれしいです。みなさんどうもありがとう。


横には、Haruna 27って書いてあるのです。

あと1ヶ月ほどで帰国予定です。